安倍氏元秘書の擁立、自民長崎県連が正式決定 長崎1区

安斎耕一、榎本瑞希
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 自民党長崎県連は16日、常任総務会を開き、次期衆院選の長崎1区に安倍晋三前首相の政策秘書だった初村滝一郎氏(41)を擁立すると正式に決めた。近く党本部に申請する。

 初村氏は記者会見で「9年間、首相官邸という日本の政治の中枢で活動し、すべての中央省庁と強いつながりを持つことができた。培った絆を生かし、長崎の現状を訴えていきたい」と語った。秘書として17年間仕えた安倍氏からは「長崎のため、国家国民のため、全力で尽くすよう激励を受けた」と語った。

 安倍事務所の一員として、安倍氏の後援会が「桜を見る会」前日に開いた夕食会の費用を収支報告書に記載しなかった問題などを巡る対応の渦中にいた。この問題について考えを問われると、「検察審査会で審査中と承知している。コメントは控える」と述べた。森友学園への国有地売却をめぐる問題については「対応は適切だった」と答えた。

 初村氏は長崎県諫早市出身で、2004年から安倍氏の秘書を務めてきた。祖父は元参院議員(長崎選挙区)で労働相を務めた故滝一郎氏。父は元衆院議員(中選挙区の旧長崎1区)の謙一郎氏。

 1区の候補者選びをめぐっては、現職の冨岡勉衆院議員(73)=比例九州ブロック=が、比例区への重複立候補ができない党の定年制の対象になることを理由に立候補を辞退。県連はこれを受け、7月上旬に候補者を公募し、初村氏や県議ら計11人の中から投票で初村氏を選んだ。

 1区では国民民主現職で西岡武夫・元参院議長の長女の西岡秀子氏(57)、共産新顔の安江綾子氏(44)も立候補を表明している。(安斎耕一、榎本瑞希)