インドネシアの邦人帰国 立ちはだかった入国制限の壁

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佐藤達弥
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 新型コロナウイルスの感染者数が急増するインドネシアから16日に成田空港に到着した帰国者を、政府はチャーター機で中部空港愛知県常滑市)へと運んだ。近くのホテルで10日間の待機をしてもらうため。政府は待機場所となるホテルの確保に苦労しており、何とか受け入れようと考えた苦肉の策だった。

 感染拡大を受けたインドネシアからの帰国便「第1号」は、14日に成田空港に到着した特別便だった。ゼネコン大手「清水建設」が全日空(ANA)に依頼し、社員ら52人が搭乗した。

 この特別便の運航にあたり、ANAから在インドネシア日本大使館に、ある要望が来ていた。国内航空各社が政府に求められている「1週間あたり3400人以内」とする乗客数の制限により特別便を飛ばせないため、「制限を外してほしい」という訴えだった。

 外務省は、清水建設側が、変…

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