動画にYouTube…変わる災害報道 熱海土石流

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メディア空間考 三橋麻子(コンテンツエディター)

 静岡県の雨は数日前から降り続いていた。だが、ツイッターに投稿された映像はあまりに壮絶で、災害報道の積み重ねがある新聞社でも、にわかには信じがたいものだった。家屋をのみ込んで雪崩を打つ土石流。NHKなどは、ツイッターより、とのクレジットで映像を報じた。

 多数の死者・行方不明者が出ている熱海市土石流。当日、非番だった私はスマートフォンでニュースを読んでいて一報を知り、NHKニュースをつけた。

 ツイッターでは「静岡朝日テレビ」がトレンドに入っていた。ユーチューブでライブ配信を続けているという。途中から、静岡朝日テレビのユーチューブに切り替えた。

 ライブ配信では、現場から記者が一帯の様子を伝え続けた。大変な災害であることはみてとれた。ツイッターでは現地の様子がわかる動画や写真が次々投稿され、グーグルアースなどをもとに、早くも土石流の上流部分の様子について、様々な議論がおきていた。

 朝日新聞社でも現地に記者が入り、情報が続々と集まり始めていた。朝日新聞デジタルも速報ニュースが流れていたが、土曜で出番も少ない。すでに何人かが在宅や出社で配信作業にあたっていたが、私も出社し災害のタイムラインを担当することになった。

 ネットのニュースは、速報性…

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