大村市の郡川を再びウナギの宝庫に 児童ら稚魚放流

森川愛彦
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 かつてウナギやアユの宝庫だった長崎県大村市の郡川を元の姿に戻そうと、地元の小学生らが16日、川の上流にウナギの稚魚を放流した。市や水利権者らでつくる郡川内水面振興協議会が主催。子どもたちは「ぬるぬるしている」「つかめない」などと声をあげながら放流を楽しんだ。

 市立萱瀬小の3年生12人が参加した。協議会の後藤満行会長(71)が「私が小さい頃はこの川で毎日のように泳ぎ、魚をとって遊んでいました。でも最近は魚が少なくなったので、この自然環境を守る運動をしています」とあいさつ。児童らは協議会員の指導を受けながら、約300匹の稚魚を1匹ずつ手でつかみ、川に放していった。

 後藤会長によると、郡川のウナギやアユは料理店に高値で売れるため、電気ショック漁などによる乱獲で激減した。4年前に協議会が設立され、漁獲方法を規制するとともに稚魚の放流が続けられている。(森川愛彦)