横浜市長選に過去最多9人が名乗り IRめぐり駆け引き

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武井宏之、松沢奈々子、末崎毅、足立優心
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 横浜市長選(8月8日告示、22日投開票)の告示が約3週間後に迫り、ようやく構図が固まってきた。これまでに立候補表明したのはいずれも無所属の9人。同市長選では過去最多の候補者数となる見通しだ。市が進めるカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致などを争点に、まれに見る混戦となりそうだ。

 候補者が乱立する混戦模様の市長選だが、6月初めまでに名乗りをあげたのは、市議の太田正孝氏(75)、動物愛護団体代表理事の藤村晃子氏(48)、元衆院議員の福田峰之氏(57)の3人だけ。主要政党が推す立候補予定者は姿を見せていなかった。

 事態が大きく動いたのは6月後半。自民党神奈川県連会長(当時)の小此木八郎氏(56)=衆院神奈川3区=が党県連幹部らに立候補の意思を伝え、25日に国家公安委員長を辞任して出馬表明した。

 29日には、立憲民主党横浜市立大学教授(当時)の山中竹春氏(48)の推薦を決定。水産仲卸会社社長の坪倉良和氏(70)も立候補の意思を明かした。

 7月に入ると、知名度のある元検事で弁護士の郷原信郎氏(66)、元長野県知事で作家の田中康夫氏(65)が相次いで記者会見し、立候補を表明。

 そして15日、現職の林文子市長(75)が4期目をめざして立候補すると表明した。さらに、前知事で参院議員の松沢成文氏(63)も出馬を検討しており、近く結論を出すという。

 市選挙管理委員会によると、過去の同市長選の候補者数は1982年と98年の6人が最多。今回はそれを上回るのが確実な情勢だ。候補者全員が当選に必要な有効投票総数の4分の1に届かず、政令指定市では2003年の札幌市長選以来2度目の再選挙になる可能性もささやかれている。

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 立候補予定者が乱立する混戦になったのは、構図がなかなか定まらなかったためだ。市が進めるIR誘致が争点として注目された影響も大きい。

 林市長は19年8月、横浜港

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