東京五輪のテニスは暑さに注意 限度超えたら10分休憩、シャワーも

テニス

堤之剛
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 東京オリンピック(五輪)のテニス競技に出場する選手にとっては、暑さ対策も課題となる。会場の東京・有明テニスの森公園はハードコートで照り返しが強く、日本テニス協会はコート上の温度が50度を超えることも予想する。

 そこで今回の五輪では、暑さ対策としてユニークな規則が設けられた。ある一定程度の暑さ指数を超えると、男子シングルス、女子シングルスでは第2セットと第3セットの間でどちらかの選手が要求すれば、10分間の休憩が許されるという規則だ。10分の間にスポーツ理学療法士からの医療サポートやシャワーを浴びることができる。ただし、その10分間でコーチングを受けることや電子機器の使用は認められていない。

 暑さ指数とは「Wet Bulb Globe Temperature(WBGT)」を指し、湿球黒球温度のこと。熱中症を予防することを目的として、1954年に米国で提案された指標だ。黒球温度、湿球温度及び乾球温度の3種類の測定値をもとに算出される。

 黒球温度は黒色に塗装された薄い銅板の球の中心に温度計を入れて観測し、湿球温度は水で湿らせたガーゼを温度計の球部に巻いて観測する。乾球温度は通常の温度計で観測する。

 この3種の温度を用いたWBGTの一般的な算出式は以下の通りだ。屋外ならば、WBGT(℃)=0.7×湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度。東京五輪ではこのWBGTが30.1℃以上の場合、冒頭の規則が適用されることになる。(堤之剛)