大阪府庁舎が国登録文化財に 窓や玄関には細密な彫刻

加藤あず佐
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 国の文化審議会は16日、大阪府庁舎本館(大阪市中央区大手前)など7カ所10件を登録有形文化財(建造物)とするよう、文部科学相に答申した。府教育委員会によると、これにより府内の登録有形文化財(建造物)は268カ所、784件になる見込みだ。

 府庁舎本館は1926(大正15)年築。2013年以降に改修されたが、中央玄関ホールや議場は創建当時の姿を残している。

 鉄筋コンクリート造りで地下1階、地上6階建て。外観は白を基調とし、全体の構成では直線が用いられる一方、窓の周りや玄関ポーチは細密な彫刻で縁取られている。大正時代に流行した「セセッション」と呼ばれる様式を取り入れた、戦前最大規模の庁舎建築として評価された。

 府内ではほかに、丼池繊維会館、大阪農林会館ビル、原田産業大阪本社ビル、フジカワビル(いずれも同市中央区)、小倉家住宅(堺市西区)、小野家住宅(枚方市新町)が答申された。(加藤あず佐)