五輪の男子サッカー、W杯より波乱含み アフリカ・中米勢の躍進も

サッカー

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 オリンピック(五輪)のサッカー男子は、年齢制限がある珍しい競技だ。国際サッカー連盟(FIFA)が、4年に1度主催するワールドカップ(W杯)を世界一を決める唯一の大会とするために定めた。1992年バルセロナ大会から、原則23歳以下の選手で構成される代表チームで争っている。

 96年アトランタ大会からは24歳以上の選手が3人までみとめられるオーバーエージ(OA)枠ができた。少しでも大会のレベルを上げたい国際オリンピック委員会(IOC)と綱引きする中で決まった規定だ。

 本場欧州では、五輪のサッカーに対する注目度は低い。プロリーグの歴史が長く、W杯の人気が高いためだ。ちなみに、W杯の優勝チームを見ると、過去21回のうち、欧州勢が最多の12度。南米勢が9度で、他の大陸の優勝はない。

 一方、五輪は群雄割拠だ。プロが解禁された84年ロサンゼルス大会以降の優勝国を見ると、欧州勢と南米勢は同じ3度。近年は南米勢が入れている。ブラジル代表のFWネイマールアルゼンチン代表のFWメッシといった年齢制限のないフル代表でも不動のエースが出場し、金メダルを獲得している。

 96年アトランタ大会はナイジェリア、2000年シドニー大会はカメルーンと、W杯では優勝経験のないアフリカ勢が連覇した。日本が4位だった12年ロンドン大会は、中米のメキシコが初めて制した。

 年齢制限がない女子は、五輪とW杯は同等の価値がある。過去6回のうち、世界をリードする米国が4度の金メダルに輝いている。