「アジア太平洋に深く関与」 バイデン氏APECで演説

ワシントン=園田耕司
[PR]

 バイデン米大統領は16日、オンラインで開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の非公式首脳会議に参加した。バイデン氏は会議で、米国がアジア太平洋地域を重視している姿勢を強調したうえで、「米国は太平洋諸国の一員である」と指摘。「米国は次世代にわたって、アジア太平洋地域に深く関与し続ける」と誓った。

 米ホワイトハウスが同日、声明を発表して明らかにした。バイデン氏は多国間協力を重視していることを強調し、「自由で開かれたインド太平洋」への関与を改めて示した。

 バイデン氏はまた、新型コロナウイルスパンデミック(大流行)を終結させるため、5億回分以上のワクチンをAPEC加盟国を含む100カ国以上に寄付するなど、米国の世界規模のワクチン戦略を説明した。さらに中国への対抗を念頭に、「米国はワクチン供給にあたっていかなる政治的・経済的な条件を設けていない」と強調。APEC加盟国に対して質の高いインフラ整備支援をする考えも示した。

 今回のAPEC臨時首脳会議は新型コロナウイルスの問題に対応するため、議長国ニュージーランドが呼びかけた。中国の習近平(シーチンピン)国家主席も参加した。(ワシントン=園田耕司