世界遺産委、初オンライン開催 日本から2つ登録見込み

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瀋陽=平井良和
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 世界遺産の登録を審査するユネスコ国連教育科学文化機関世界遺産委員会が16日、初めてのオンライン形式で始まった。昨年はコロナ禍で順延されており、2年分の審査を行う。日本からは文化遺産に「北海道・北東北の縄文遺跡群」、自然遺産に「奄美大島徳之島、沖縄島北部及び西表(いりおもて)島」が、登録される見込みだ。

 ホスト国・中国の「開催地」福州市では16日夜、中国にいる各国大使館や国際機関の関係者を招いた開幕式が開かれ、歌や踊りなどの演出がオンライン中継された。今春まで同市での現地開催を前提に準備が進められていたが、本土内での感染をほぼ抑え込み、海外からのウイルス流入を警戒して厳しい水際対策を続ける中国は、同委に参加する各国代表者にも入国後の14日間の隔離を求める姿勢を崩さなかった。このため、各国から日程的な負担に難色を示す声が相次ぎ、オンライン開催となった。

 現地開催されていれば各国委員のほか、新規登録が見込まれる遺産の地元の首長やNGO関係者ら約3千人が同市を訪れると想定されていた。同市ではおよそ1年半にわたって市中感染が1人も確認されておらず、現地では道路の改修などの大がかりな準備が進められていた。

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