韓国メディアとの懇談で不適切発言 駐韓公使に厳重注意

ソウル=神谷毅
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 在韓国日本大使館は17日、相馬弘尚総括公使が韓国メディアの記者の取材に対して「極めて不適切」な発言をしたとして、相星孝一大使が厳重に注意したと発表した。

 韓国JTBCテレビは16日、日本大使館高官が15日に記者との懇談中に「マスターベーション(自慰)」という表現を用いたと報じていた。日韓関係をめぐる会話のなかで、文在寅(ムンジェイン)大統領が独り相撲をとっているとの趣旨だったと伝えている。

 大使館の発表によると、相星氏から事実確認を受けた相馬氏は「報じられたような表現を用いたのは事実」と認めた。ただ、発言は文氏に対するものではなく、その場で撤回したと説明したという。相星氏は「懇談中の発言とはいえ、外交官として極めて不適切で、大変遺憾。相馬公使には厳重に注意した」としている。

 韓国外交省は17日、崔鍾建(チェジョンゴン)・第1次官が相星氏を同省に呼び、「韓国首脳の韓日関係発展のための努力を大きくさげすむ非外交的で無礼な発言について厳重に抗議する」と伝えたと発表した。崔氏はさらに日本政府が再発防止のため目に見える措置を早急にとることを求めた。同省によると、相星氏は遺憾の意を表明し、要求内容を本国にただちに伝えると回答したという。(ソウル=神谷毅)