会社員人生と決別 山奥の廃校、サーカス学校で追う夢

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張春穎
【動画】若者たちが技を磨く「日本唯一のサーカス学校」を訪ねた=張春穎撮影
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 「日本唯一のサーカス学校」と呼ばれる場所が、群馬の山奥にある。20年前、サーカスに魅せられた演出家が開校した。元日本航空の整備士、企業の内定辞退者、モデル……。夢を追う若者たちが集まり、日々技を磨く。

 江戸時代足尾銅山で産出される銅を運び出した「銅(あかがね)街道」沿いにある群馬県みどり市に「沢入(そうり)国際サーカス学校」はある。校舎は廃校となった小学校だ。練習拠点の体育館には、つり輪やブランコが並ぶ。

 「今の僕をつくってくれた場所です」。元日航整備士で卒業生の油布(ゆふ)直輝さん(34)=大分市=は話す。モンゴルのサーカス集団とともに、フランスやトルコで巡業していたが、コロナ禍で帰国し、今は母校で練習を続ける。

2001年に開校した「サーカス学校」。運営者で前校長の西田敬一さん(77)は「サーカスの伝統を守りたかった」と話します。記事の後半では、学校開校までのいきさつを伝えます。

 成田空港勤務の傍ら、休日に…

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