九回裏に6点を追いつく同点劇 満塁で執念のスクイズ

日高敏景
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(17日、高校野球埼玉大会 越谷西10-9埼玉平成)

 延長の末に越谷西に惜敗した埼玉平成だが、6点をリードされて迎えた九回には「つなぎの野球」で一気に追いつく粘りを見せた。

 相手失策や四死球を足がかりに計4安打で1点差まで追い上げ、なお1死満塁の場面。打席には八回途中から3番手の投手としてマウンドに立つ秋庭優真選手(3年)が入った。

 カウント0―2からの4球目。外に逃げる変化球に体勢を崩しながら食らいつき、執念の同点スクイズを決めた。「みんな諦めていなかった」と秋庭選手。「3年間、自分のふがいなさでチームに迷惑をかけてきた。今日ぐらいは貢献したかった」と言う。

 彼の思いは、仲間たちにはすでに十分に伝わっている。「秋庭はいつも隣にいてくれた。いろんな相談に乗ってくれたのも秋庭だった」と振り返る鹿谷和生主将(3年)の目に、涙がにじんだ。=所沢航空(日高敏景)