首に刺し傷の男性遺体、殺人事件で捜査 京都の市営住宅

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 京都府警は17日、京都市西京区樫原岡南ノ庄の市営住宅の一室で16日夜、高齢の男性が血を流して死亡しているのが見つかり、殺人事件として西京署に捜査本部を設置したと発表した。首などに刃物で刺されたとみられる複数の傷があり、現場の状況から室内で襲われたとみて調べている。

 捜査1課によると、この部屋で一人暮らしをしていた無職の開田(ひらきだ)隆弘さん(80)と連絡が取れていない。府警は死亡した男性の身元を確認している。

 遺体が見つかったのは16日午後8時すぎ。玄関のポストに郵便物などがたまり、部屋から応答がないため、住人らが交番に連絡した。玄関は施錠されており、西京署員がベランダから部屋に入って、倒れていた男性を見つけたという。

 司法解剖の結果、死因は出血性ショックで、今月7~14日ごろに死亡したとみられる。室内に大きく荒らされた跡はなく、現金約50万円が残っていた。凶器とみられるものは見つかっていないという。

 現場は阪急桂駅から南西に約1・6キロの住宅地。市営住宅の別の棟に住む女性は「16日の夜に消防車や救急車の音がすごくて、怖くて外に出られなかった。こんな近くで事件があるなんて恐ろしい。暑くてみんな窓を開けているけど、気をつけないといけない」と声を震わせた。