宇宙はもはや「彼方」ではない?米の民間続々 日本は…

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合田禄=バンホーン(テキサス州南西部)、桜井林太郎
写真・図版
元NASA飛行士のマイケル・ロペス・アレグリアさん=アクシオムスペース提供
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 米アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏が立ち上げた宇宙企業「ブルーオリジン」が20日、自社開発したロケットに顧客を乗せる初の宇宙旅行を始める。初飛行にはベゾス氏も乗り込む予定だ。チケットはまだまだ高額だが、複数の企業が宇宙旅行ビジネスを始めようとしており、今年は「宇宙旅行元年」になりそうだ。(合田禄=バンホーン(テキサス州南西部)、桜井林太郎)

 メキシコ国境の小さな街バンホーンから砂漠を車で30分。ハイウェー54号の脇に、監視カメラと頑丈そうなフェンスがあるゲートが現れた。ここから1本の道が、さらに奥へと延びている。街の人たちが「シークレットサイト(秘密の敷地)」と口をそろえる、ブルーオリジンの広大な私有地だ。

 車を54号沿いに止め、様子をうかがっていると、同社の帽子をかぶった中年の白人男性が「やあ」と声をかけてきた。口調はやわらかいものの、「怪しい人物が近づいていないか、時々見回りをしている」という。日本の新聞記者だと言うと、「20日の打ち上げ当日は関係者しか入れない。広報に連絡して欲しい」と言って立ち去った。

「打ち上げについては話せない」ゲートの向こう、貫く秘密主義

 同社が今回、敷地内での取材を認めたメディアは、極めて少数とみられる。朝日新聞も申請したものの、「今回は受け入れられない」と断られた。ZOZO元社長の前沢友作氏を月旅行に連れて行く契約を結んだ宇宙企業スペースXが、ロケットを公道脇で覆いもなしで開発しているのと違い、秘密主義を貫く。

「飛行機に移動するように宇宙へ」未来は来るのか

記事の後半では、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する旅行を販売している米アクシオムスペースの幹部で、元米航空宇宙局(NASA)のマイケル・ロペス・アレグリア飛行士(63)に宇宙旅行の将来について聞きました。

 3千ミリの超望遠レンズをの…

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