「先生」以来の賞、濱口監督「嬉しい」カンヌ独立賞に

有料会員記事

カンヌ=佐藤美鈴
[PR]

 第74回カンヌ国際映画祭で17日、最高賞パルムドールなどの主要賞授賞式に先立ち、濱口竜介監督(42)の「ドライブ・マイ・カー」が国際映画批評家連盟賞など独立賞3賞を受賞した。授賞式での濱口監督のスピーチは次の通り。

【国際映画批評家連盟賞】

 ありがとうございます。メルシーボクー。本当にありがとうございます。私は映画監督である前に、一映画ファンなので、この賞がどれだけ大きな、そして正確なものか、ということを知っているつもりです。この賞で選ばれているものをみれば、本当に今もずっと残り続けている映画がたくさん並んでいることを知っていますので、とてもうれしく思っています。

 この賞を受け取るにあたって、まずはこの物語を与えてくれた村上春樹さんに感謝したい。

 一緒に仕事をしてくれた人たち、西島秀俊さんや三浦透子さん、キャストの方たち、キャストの方たちを支えてくれたスタッフの人たちにもお礼を申し上げたいと思います。

 そして審査員の方たち、国際批評家連盟の方たちにも感謝をします。審査というのは本当に大変なことだと思っているのでそれにも感謝をしたいと思います。

 最後に、私にとってうれしかったことというのは、これは日本映画が20年ぶりに受賞する機会だそうです。20年前に受け取ったものは、私の先生である、黒沢清さんの「回路」だったと。その偶然がとてもうれしく思っています。

 最後に、黒沢清さんが私に教…

この記事は有料会員記事です。残り684文字有料会員になると続きをお読みいただけます。