一人暮らしの85歳女性、玄関で死亡 頭に殴られた痕

三井新
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 宮城県松島町高城の民家で16日午後4時20分ごろ、この家に住む無職、小野金子さん(85)が玄関で倒れているのを県警塩釜署員が見つけた。その場で死亡が確認された。司法解剖で頭に鈍器のようなもので殴られた跡が見つかり、県警は17日に捜査本部を設置し、殺人事件として捜査を始めた。

 捜査1課によると、小野さんは発見時、玄関で頭から血を流して倒れていた。17日に司法解剖した結果、死因は頭部外傷で、複数回殴られた傷痕があった。死後数日が経過しているという。

 小野さんは一人暮らし。本人と連絡が取れないことから、小野さんの親族が16日に訪問サービス業者に安否確認を依頼。業者が訪ねたものの返答がなかったため、交番に届けたという。

 17日に記者会見を開いた県警の庄司智康・刑事部長は「1日でも早い解決に向けて捜査を進めたい」と話した。室内の状況や施錠の有無などは「現在検証している」などとして明らかにしなかった。

 現場はJR仙石線の高城町駅から約100メートルの住宅街。近くの自営業、鈴木三男さん(78)は13日に町役場で会ったばかり。変わった様子はなかったといい、「静かで優しく、襲われるような人ではない」。近くのスーパーの女性店員(72)は、笑顔であいさつに応じる姿が印象に残っている。「びっくりの一言。トラブルは聞いたことがなく、不思議です」と話した。(三井新)