射撃、究極のメンタル競技 「ゴルゴ13」好きの麻生財務相は元選手

射撃

坂上武司
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 射撃と言われて思う浮かぶのは――。人によっては、さいとう・たかをさん作の「ゴルゴ13」を思い浮かべるかもしれない。この長寿劇画を愛する麻生太郎財務相は、クレー射撃で五輪出場経験のあるオリンピアンだ。

 スキート種目で全日本選手権3度優勝。5度にわたって世界選手権に出場し、1976年モントリオール五輪にも出場した。その後日本クレー射撃協会の会長も歴任。射撃界では歴史に残る選手だった。

 その射撃は大きく二つの競技に分けられる。主にライフルとピストルを使って遠くにある的を狙って得点を競うライフル射撃。そして、空中を跳ぶ「クレー」という標的を散弾銃で撃って得点を競うクレー射撃だ。麻生氏はこちらだ。

 スポーツとしての射撃の歴史は古い。五輪では1896年の第1回アテネ大会から。女子は1968年メキシコ大会から男子に混じって参加していたが、84年ロサンゼルス大会から女子だけの種目が生まれた。東京大会は計15種目がある。

 「緊張した場面でもいい射撃ができるかどうか。不安がそのまま点数に出てくる」。女子エアライフルの中口遥(滋賀ダイハツ販売)が話すように、射撃は「究極のメンタルスポーツ」とも言われる。肉体的な強さより、むしろ心の強さが求められる競技だ。

 厳しい銃規制がある日本では競技人口も少ない。過去金メダルは84年ロサンゼルス大会のみ。メダルは92年バルセロナ大会の銅メダル以来、遠ざかっている。坂上武司