中東の笛・男女とも逃したリオ 苦杯からの巻き返し狙うハンドボール

ハンドボール

吉田純哉
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 ハンドボールは前回リオデジャネイロ五輪での全28競技のうち、日本が男女とも出場を逃した唯一の競技だ。東京五輪は開催国枠があり、女子は1976年モントリオール以来、男子は88年ソウル以来の五輪出場となる。

 苦杯をなめ続けた五輪予選の中で、一躍注目を浴びたのが、2008年北京五輪の予選だ。中東諸国寄りの判定が問題となり、「中東の笛」と呼ばれて大きな話題となった。

 07年9月に愛知県豊田市で開催されたアジア予選。イラン人審判の判定は、中東諸国寄りに見えた。日本や韓国の選手がゴールエリアラインの手前からシュートを打っても、「ラインクロスの反則」とされた。完全にゴールが決まったとみえる場面でも、相手に接触さえしていない選手にファウルの笛を吹き、得点を認めなかった。

 審判の判定に問題があったとして、アジア予選はやり直しとなった。だが、日本は男女とも五輪切符を獲得できなかった。

 当時の日本代表男子を引っ張っていたのは、今年6月に40歳になった宮崎大輔(現アースフレンズ)。東京五輪出場をめざしたが、けがや力の衰えもあり、五輪メンバーには残れなかった。

 中東勢では、バーレーンが東京五輪に出場する。「中東の笛」は過去の話となっている。(吉田純哉)