若いチーム、自信をつけて勢いに乗ると怖い 高嶋仁の目

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(17日、高校野球和歌山大会 星林11-3橋本)

 新型コロナウイルスの影響で練習が不足しているのかこの大会、四死球やエラーが多いのが気になります。それだけに、星林と橋本のゲームは星林のよいところが目立ちました。

 先攻の星林は初回に先頭打者が出塁すると次打者の3球目で二盗を決め、二ゴロで三塁に進むと、3番打者の適時打で先制点。初回からペースをつかむことができました。

 高校野球では、「三塁に走者を進めろ」とよくいわれます。安打がでなくてもスクイズや犠飛だけでなく、失策やボークでも点が入ります。六回の湯浅大輝君(3年)の三盗もそれを実践し、敵失で得点しました。

 実力のある和歌山南陵との1回戦にコールド勝ちしてこの試合に臨んだ星林と、初戦だった橋本との勢いの差もあったと思います。どんな強豪校でも初戦はなかなかすんなりいかないものです。橋本は3人の投手が計10個の四死球を出していますが、調整不足があったのでしょうか。攻撃も二回にいったん追いついたものの、リズムがつかめなかったようです。

 星林は3年生が少なく、メンバーに1、2年生が目立ちます。こういった若いチームは試合ごとに自信をつけ、勢いに乗るととても「怖い」チームになります。この大会ももちろんですが、今秋や来夏がとても楽しみです。

 (智弁和歌山・前監督)