中国外相がシリア大統領と会談 内戦からの復興支援強化

北京=高田正幸、イスタンブール=高野裕介
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 中国の王毅(ワンイー)国務委員兼外相は17日、シリアを訪問し、アサド大統領と会談した。王氏は「シリア再建の加速を断固として支援する」と語り、内戦後を視野にシリア復興に積極的に関与していく姿勢を示した。

 中国外務省によると、アサド氏は中国の巨大経済圏構想「一帯一路」への参加を「希望する」と語った。王氏はこれに対して歓迎の意思を表明。王氏はメクダド外相とも会談し、農業や貿易などの分野で「協力を強化する」と語った。

 内戦が続くシリアは、米国の制裁の影響もあり、市民生活は困窮を極め、インフラも大きな被害を被った。アサド氏は内戦での軍事的優位を確実にした今、「戦後」を見据えて中国からの経済協力を取りつけたい考えだ。一方の中国にとっても地中海に面するシリア一帯一路の重要地点になりうるうえ、復興による投資の増加も見込んでいるとみられる。(北京=高田正幸、イスタンブール=高野裕介)