延長十回、1年生がサヨナラ打 先輩に抱え上げられ笑顔

加藤真太郎
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(17日、高校野球埼玉大会 狭山清陵4-3山村国際)

 延長にもつれた好ゲーム。決めたのは背番号20をつけた1年生のバットだ。

 十回無死満塁で、狭山清陵の鈴木弾士郎選手が打席へ。前の打者が申告敬遠され、「自分で決めてやる。思い切りいこう」。気合が入ったが冷静だった。「外を張って、直球に合わせるだけでいい」という遠山巧監督の指示通り、狙い球をバットの芯でとらえ、ライナー性の当たりで左前にはじき返した。出迎えた沢田介盛選手(3年)に高々と抱え上げられ、「最高でした」と満面の笑みだった。

 「県立校で私立校を破りたい」と狭山清陵に入った鈴木選手。「目標は一つずつ、そして甲子園。1日も長く3年生と野球をやるために、チームの起爆剤になる」と頼もしかった。=市営浦和(加藤真太郎)