前神奈川県知事で参院議員の松沢成文氏(63)=日本維新の会=が8月22日投開票の横浜市長選に立候補する意思を固めた。18日、朝日新聞の取材に明らかにした。20日に正式表明する予定で、立候補の表明は現職の林文子市長(75)らに続いて10人目となる。
取材に対して松沢氏は「熟慮に熟慮を重ねていた。ここで決めなきゃ間に合わない」と語った。市長選の争点の一つである、カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致について、日本維新の会は推進の立場だが、神奈川維新の会の代表を務める松沢氏は、横浜市へのIR誘致には反対する方針だ。
松沢氏は川崎市出身。衆院議員を3期務めた後、2003年から神奈川県知事を2期8年務め、12年に東京都知事選に無所属で出馬したが落選。13年の参院選でみんなの党から立候補して当選し、19年に日本維新の会から立候補し再選された。(松沢奈々子、田井中雅人)