「小池氏からメール来ない」 衆院選連携に悩む河村市長
岡本智 小林圭 関謙次 堀川勝元
「忙しかったから見とらんかも分からん。電話番号が変わっとるかも知れん」
7月12日、記者会見で答える河村たかし・名古屋市長の歯切れは悪かった。
河村氏は6月下旬、「過度の疲労」で静養していた小池百合子・東京都知事にお見舞いのショートメールを送った。
だが、小池氏からの返信はない。
「最近、連絡はにゃあですけど」とも明かした。
非自民勢力を結集させた政界再編が持論の河村氏は、自身の根強い人気を原動力に地域政党「減税日本」を率いる。
前回の2017年衆院選では、希望の党(当時)を結成し勝負に出た小池氏と連携し、減税の市議2人を希望公認候補として擁立にこぎ着けた経緯がある。
今秋までに実施される衆院選。愛知県内(全15選挙区)でも各党が準備するが、河村たかし・名古屋市長が率いる地域政党「減税日本」は候補者擁立に難航している。前回連携した小池百合子・東京都知事との間柄もこの4年で様変わりした。
それから4年。いまの小池氏…