海上保安庁に初の測量専用機、海洋権益拡大目指す

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磯部征紀
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 海上保安庁が、同庁で初めてとなる測量専用の航空機の本格運用を始めた。レーザー機器を搭載し、測量船が調査できない浅い海域を調査できるのが特長だ。領海や排他的経済水域(EEZ)の基準となる「低潮線」が広がれば、漁業権拡大や海底資源の探査の強化につながるとも期待されている。

 本格運用が始まったのは、第2管区海上保安本部宮城県塩釜市)の仙台航空基地(宮城県岩沼市)に配備されたビーチ350型の測量機「あおばずく」(全長約14・2メートル、全幅約17・7メートル、重量4・5トン)。予算は機体が約10億円で、機器が約8億円。今年2月の導入以降、レーザー機材の精度検証や訓練をしていた。6月下旬から実際に新潟・佐渡島などで測量業務にあたっている。

 同機は飛行中にレーザー光を海底に向かって照射し、その反射光の往復時間を計測することで、海底地形を面的に連続調査する。専用機の導入でより機動的な運用が可能となり、測量機会が4~5倍に増加することが期待されている。

 海上保安庁が同機の運用で目…

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