うつ病だった私 バイクで一人、旅に出た

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尾崎希海
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 ライター・デザイナーの小西珠美さん(29)の転機は、2年前の夏のこと。うつ病で休職中、一念発起して出たバイク一人旅が「世界を広げてくれた」と語ります。

写真・図版
岐阜・白川郷での1枚。バイクにキャンプ道具を積み、各地を巡った=2019年9月24日午後3時59分、小西珠美さん提供

 「これからの人生で、今が一番若い」。うつ病で休職していた27歳の夏、ふと思った。行ってみたかった場所を訪れようと、中型バイクにテントを積み、フェリーで福岡から北海道へ。2週間、北の大地をひた走った。自由気ままな旅人たちに出会い、野生のヒグマやサケの遡上(そじょう)を見た。「どんな風にも生きていけるんだな」。そのとき浮かんだ確信に、今も支えられている。

「2世信者」に生まれて

 いわゆる「2世信者」だった。ある宗教を熱心に信じる両親のもとに生まれ、幼いころから家族で集会に通った。

 アウトドアや海外留学に興味…

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