東京都が6月下旬、東京オリンピック(五輪)・パラリンピックで仕事の応援業務に従事する職員に対し、新型コロナウイルスワクチンの接種希望を募った際、大会期間と重なることを理由に2回目を大会後として通知していたことがわかった。都は「大会中の接種や、発熱などの副反応で応援業務に支障があるおそれがあるため」としている。
通知は「事務連絡」の表題で6月22日付。応援とは会場への案内や会場内での業務という。接種者の名簿作成を各局の担当者らに求める内容で、大規模接種会場で行うとしていた。接種に使われたのはモデルナ製で、1回目の接種日は6月28~30日。約1千人が接種した。
通知には「4週間後は大会期間と重なるため、2回目は期間終了後」とあり、6月28日に1回目の接種を受けると、次は8月10日と指定。モデルナ製で推奨されている4週間を越え、約6週間以上先となる。「この点にご了承いただける方のみ、(接種)登録してください」としていた。
接種間隔については厚生労働省のホームページのURLを紹介。「WHO、米国や、EUの一部の国では、4週間を超えた場合でも、6週間後までに2回目を接種することを目安として示しているので、こうした目安も参考になると考えられる」とあった。
応援にあたる職員は「ワクチ…
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- 【視点】
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