「中継ぎ」辞退で「先発」加えた内幕 稲葉監督の狙いは

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井上翔太
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 野球日本代表侍ジャパン」の稲葉篤紀監督(48)は現役時代、多くの監督のもとでプレーした。

 ヤクルトでは野村克也若松勉日本ハムではトレイ・ヒルマン、梨田昌孝栗山英樹。代表では星野仙一原辰徳山本浩二と「名将」ばかりだ。

 かつては自身の監督像について、「色んな監督の特徴を少しずつ採り入れている」と語っていたが、2017年の就任から4年が経ち、「自分がどんな野球をやりたいのか、見えてきた」と言う。

 それに気づいた一戦は、一昨年秋の国際大会「プレミア12」の決勝、韓国戦だった。

「礼は作ってる?」に、コーチたちは……

 「(山口)俊には申し訳ないけど、初回の1アウトで代えようと思っていた」

 決勝に先発した山口は、一回の先頭打者に四球を与えた後、2ランを浴びた。

 稲葉監督は「高橋礼は(肩を)作ってる?」と建山義紀投手コーチと、村田善則バッテリーコーチに尋ねたが、「最初は無視された」と苦笑いしながら振り返る。

 2死となり「代えようか」と再び進言すると、コーチ陣は「監督、申し訳ないです。このイニングだけ我慢してください」。

 二回から高橋礼をマウンドに送り、計7投手をつぎ込んで、逆転勝ちした。

最初の焦点は、「投手の人数」

 プレミア12のベンチ入りは28選手だったが、東京オリンピック(五輪)は24選手に減る。選手を選考する上で、最初の焦点は、投手の人数だった。

記事の後半では、菅野智之、中川皓太両投手の辞退に伴い、千賀滉大伊藤大海投手が追加選出された背景が明かされます

 稲葉監督は「早く代えたくな…

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