米子市の駅前と繁華街に時短要請 県と米子市

新型コロナウイルス

長崎緑子、杉山匡史
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 【鳥取】県西部で新型コロナウイルスが広がっていることを受け、県は19日、米子市内の駅前や繁華街にある約600店舗に対し、午後8時までの営業時間短縮を要請する、と発表した。期間は21日から8月3日までの14日間。県が時短要請を出すのは初めて。

 県の新型コロナ感染症対策本部会議で平井伸治知事が明らかにした。

 新型インフルエンザ等対策特別措置法24条9項に基づく要請で、対象となるのはJR米子駅前と、市内の繁華街(朝日町、角盤町など)にある飲食店や喫茶店。営業は午前5時から午後8時までとし、酒類の注文は午後7時まで。カラオケ店は含むが、宅配・テイクアウトの店やコンビニエンスストアなどは除く。

 要請に応じた店舗には協力金を出す。中小企業などは1日あたり2万5千円~7万5千円、大企業にも1日あたりの売り上げ減少額の40%(上限20万円)を支給する。

 また、対象エリアの飲食店従業員や関係者に対しては、臨時PCR検査センターで7月21~28日に検査を実施する。

 県は3億5千万円の補正予算を専決処分した。平井知事は「複数の店舗で感染が見られ、危機感は最大になっている。苦渋に満ちた要請だが、短期決戦で感染拡大を防ぎたい」と話した。

 県内初の時短要請に、米子駅近くで居酒屋を営む60代の女性は「売り上げが前年に比べて半分に落ち込んでいるが、仕方がない」と応じる考えだ。午後5時に開店し、週末は11時ごろまで開けている。東京、大阪など都市部から訪れる客の多くはPCR検査を受けた人が目立つという。ただ、次の4連休は予約客が入っており、営業時間を早めるなど客との調整が必要になったという。一方、繁華街の朝日町でスナックを営む女性(43)は昨年6月から予約制に切り替えている。営業は午後8時から翌午前0時。要請に応じれば営業はできなくなるために休業を決めた。「売り上げのためには早く開店する選択肢もあるが、自分やお客を守り切れるかわからない。一日も早い収束を願うだけです」(長崎緑子、杉山匡史)

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