NY株725ドル安 下げ幅今年最大 変異株拡大を懸念

真海喬生=ニューヨーク、小出大貴
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 米ニューヨーク株式市場で19日、主要企業でつくるダウ工業株平均が725ドル値下がりした。下げ幅は今年最大。インドで見つかった新型コロナウイルスの変異株(デルタ株)の感染者が増えており、経済回復の勢いが鈍化する懸念が高まった。一時、前週末より900ドル超下落した。

 終値は、前週末より725・81ドル(2・09%)安い3万3962・04ドル。米疾病対策センター(CDC)によると、米国の感染者数は6月に7日平均で1万1千人台まで減っていたが、直近は3万人近くまで増加。6割がデルタ株とみられている。世界でも感染が拡大しており、景気動向の影響を受けやすい素材産業や金融機関の値下がりが目立った。

 投資家はリスクを回避する姿勢を強めた。債券市場では比較的安全な資産とされる米国債が買われ、長期金利の指標となる10年物米国債の利回りは2月以来、約5カ月ぶりの水準まで低下。外国為替市場でも円高ドル安が進んだ。

 20日の東京株式市場も、この流れを受けて日経平均株価が続落。前日から300円94銭安の2万7351円80銭で始まった。その後はやや値を戻し、2万7400円前後で推移している。(真海喬生=ニューヨーク、小出大貴)