教科「情報」再編、悩む教師「だれに相談を」 座談会

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編集委員・宮坂麻子 構成・宮坂麻子
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 2025年の大学入学共通テストから「情報」の新設が予定されている。来年度の高1から導入される新学習指導要領では教科「情報」の再編が行われ、プログラミングを学ぶ「情報Ⅰ」(全員が必ず履修)と発展的な内容を扱う「情報Ⅱ」(選択)の2科目がスタートするが、現場は対応できるのか。6月下旬、情報教育の関係者6人がオンラインで議論した。(編集委員・宮坂麻子

 ――教科書もできた新しい「情報」の受け止めは

 小西 過去に情報科教員を1人も採用していない秋田県では、他教科とともに教える免許外教科担任も多く、意識はまだやや薄いようだ。現行の学習指導要領以前の内容でとどまっている学校も一部あるようで、来春から「情報Ⅰ」が教えられるか、危機感はある。特に厳しいのはプログラミングからデータ活用の部分。研修会が9月に行われる。

 上久保 神奈川県は毎年のように情報科教員を採用しているからか、むしろ「いろんなことができるようになるので楽しみ」という声を聞く。大学や大学院でプログラミング言語「Python(パイソン)」や「R」を使った経験のある物理や数学の教員もいて、工夫すれば連携していろいろできそうだ。「情報Ⅰ」は高1、「情報Ⅱ」は高3の選択科目に入れる予定。

情報の教員、大半が各校1人

 井手 先日、愛知県高校情報…

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