フジモリ氏が敗北 ペルー大統領選、カスティジョ氏当選

サンパウロ=岡田玄
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 開票率が100%に達しながら当選者が確定していなかった南米ペルーの大統領選で、選挙管理委員会は19日、小学校教員で労働組合活動家の急進左派、ペドロ・カスティジョ氏(51)が当選したと発表した。3度目の決選投票進出となったアルベルト・フジモリ元大統領の長女、ケイコ・フジモリ氏(46)が申し立てていた異議は却下された。新大統領の任期は7月28日から5年間。

 大統領選の決選投票があったのは6月6日。選管発表によると、開票率100%でカスティジョ氏の得票率が50・13%、ケイコ氏が49・87%だった。だが、ケイコ氏陣営が「カスティジョ氏陣営による組織的な不正」を主張し、数十万票を無効にするよう申し立て、審査のために当選者が決まらない状況が1カ月以上続いていた。

 選管は19日夜、インターネット中継で、カスティジョ氏が当選したと発表。これに先立ち、ケイコ氏陣営による申し立ては「全会一致で却下した」とツイッターで明らかにしていた。

 ケイコ氏はツイートを受け、記者会見で「結果を受け入れる」と語った。ただ、不正があったとも強調し、「民主主義を守る戦いは、カスティジョ氏の違法な就任で終わりではない。始まったばかりだ」と訴えた。(サンパウロ=岡田玄)