飲酒運転撲滅、1人で訴え15年 3児死亡事故に心痛め

有料会員記事

古畑航希
[PR]

 飲酒運転撲滅を訴える活動を個人で15年以上続けている男性がいる。福岡市の吉水恵介さん(65)。これまで70回以上街頭で啓発活動を続け、千葉県八街(やちまた)市で飲酒運転のトラックにより小学生5人が死傷する事故が起きた時も、3人の孫とともに街角に立った。絶えない飲酒運転をなくすために、自身ができることを考え続けている。

 6月30日夕、福岡市東区の交差点に「やめよう飲酒運転」と書かれたプラカードを掲げる吉水さんの姿があった。孫の愛梨さん(11)、大誠さん(9)、花梨(かりん)さん(7)も「STOP!飲酒運転」と書かれたのぼりを持って並ぶ。

 八街の事故の2日後。通り過ぎる車やバスから、手を振る人もいた。吉水さんは「見てくれた人が、『飲酒運転はしないでね』と会話して、一つでも飲酒運転が減ってくれれば」との思いを込める。

 飲酒運転撲滅の活動を始めたきっかけは、2006年に同市東区の「海の中道大橋」で起きた事故だった。飲酒運転をしていた市職員の車が、親子5人が乗る車に追突。親子の車は博多湾に転落し、1~4歳の3児が死亡した。

 「もし自分の子どもが事故に遭っていたら。世の中の意識を変えていかなきゃならん」。それから飲酒運転撲滅に向けて1人で運動を始めた。

 自身も05年に、警備員の仕…

この記事は有料会員記事です。残り379文字有料会員になると続きをお読みいただけます。