宅配業者かたるメール、よく来ませんか?クリックに注意

高絢実
[PR]

 大手宅配業者などをかたって情報を盗み出す「フィッシングメール」に関する相談が、愛知県内で増加している。県警によると、5月の相談件数は前月の約2・5倍。連絡先やクレジットカード情報が盗まれる危険もあり、注意が必要だ。

 宅配業者をかたるメールは、主にスマートフォンのショートメッセージサービス(SMS)に送られてくる。

 「ご本人様不在の為お荷物を持ち帰りました。ご確認ください」という内容で、偽の宅配業者のサイトに誘導するURLを添付。クリックすると、アンドロイドの場合はアプリのインストールを求められ、スマホ電話帳の情報を抜かれる可能性などがある。iPhoneでは、アップルのIDやパスワード、クレジットカード情報などの入力を求められる。運転免許証の写真のアップロードを求められることもあるという。

 大手の通販サイトやクレジットカード会社を名乗り、「会員情報が確認できない」などとうたったメールも確認されている。6月には、他人名義のクレジットカード情報を使って家電を購入した詐欺の疑いで、男らが県警に逮捕された。クレジットカード会社をかたったフィッシングメールで盗み取られたカード情報が使われていたという。

 サイバー犯罪対策課によると、このようなフィッシングメールに関する相談が増えており、特に5月は270件寄せられ、前月より163件多かった。6月も145件寄せられ、そのうち約4割が大手の通販サイトなどをかたったメールに関するものだったという。

 県警は、こうしたメールを受け取った場合は、安易にURLをクリックしない▽個人情報を入力しない▽IDやパスワードは同じものを使い回さないなどの対策を取るよう呼び掛けている。(高絢実)