米子松蔭出場に文科相「喜ばしい」 当初判断には注文も

桑原紀彦
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 全国高校野球選手権鳥取大会で、学校関係者の新型コロナウイルス感染を理由に出場を辞退し、いったん不戦敗となった米子松蔭の出場が決まったことについて、萩生田光一文部科学相は20日の閣議後会見で「選手たちに貴重な舞台が設けられ大変喜ばしい」と述べた。

 萩生田氏は、不戦敗が取り消されたことについて「鳥取県高野連の対応に感謝する」と述べた一方で、当初の出場辞退と不戦敗の判断については「部員と接触していないであろう関係者の陽性により、試合ができなくなるのは正しい判断ではなかった」と指摘。「本来なら県教委がもう少し相談に乗ってあげてもよかった」と話した。

 萩生田氏は東京都に4度目の緊急事態宣言が出ることが決まった後の9日、コロナ禍での部活動の試合などについて、「感染防止策を十分に講じた上で、児童生徒の心情を踏まえ特段のご配慮をお願いしたい」などと求めていた。

 夏休み期間中は各種の大会が開かれることから、文科省は同様の事案が発生しないよう、生徒の参加の可否について、主催者に適切な判断をするための通知を改めて出すという。(桑原紀彦)