小山田さん辞任 対応求めた官房長官「しっかり準備を」

菊地直己、小野太郎
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 東京五輪の開会式で楽曲の作曲を担当すると発表されていたミュージシャンの小山田圭吾さんが辞任した問題で、加藤勝信官房長官は20日の記者会見で、「目の前に開会式が迫っているので、(主催者の)組織委員会は大会の開幕に向けてしっかりと準備を進めて頂きたい」と述べた。

 小山田さんは1995年8月に出版された雑誌で、「いじめ紀行」と題した企画に登場。同級生をマットレスで巻いたり段ボールに閉じ込めたりしていじめたことや、障害者の特徴をあげつらって面白がった経験などを語っていた。開会式の楽曲の作曲メンバーの一人と大会組織委員会が発表し、いじめをめぐる発言に批判が寄せられていた。

 組織委は19日夜に小山田さんの辞意を受け入れ「多くの皆様に不快な思いをさせ、混乱を招いたことを心からおわび申しあげる」と表明。加藤氏は20日の記者会見で「組織委の対応が遅かったと考えるか」と問われ、「そこに組織委員会の認識があるのではないか」と述べた。19日午前の会見では「組織委員会で適切に対応して頂きたい」と具体的な対応を求めていた。

 一方、丸川珠代五輪担当相は20日の記者会見で、小山田さんの問題で組織委とどんなやりとりをしてきたのかを問われ、「(組織委に対し)理解できませんと申し上げた」と明かしつつ「最終的に組織委で判断された」と述べた。(菊地直己、小野太郎)