第13回トランプ人気は衰え知らず 「戦いは始まったばかりだ」

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ワシントン=園田耕司
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トランプの反乱⑬ 議事堂襲撃事件の真相 デザイン・田中和
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 「ウィー・ラブ・ユー!」

 シュプレヒコールを上げる沿道の支持者たちの前を、前大統領のトランプの車列がゆっくりと通り過ぎる。大統領専用車の防弾ガラスの窓越しに、トランプが拳を握りしめてガッツポーズし、支持者たちを見つめて「サンキュー」と繰り返しつぶやいた。

今年1月6日、数千人のトランプ氏の支持者たちが暴徒と化して米議会議事堂を襲撃した歴史的事件の背景に迫る連載です。最終となる今回は、トランプ氏が退任後も支持者たちの衰えぬ根強い支持を受けながら、再び共和党を席巻していく様子を描きます。

 退任日の1月20日、トランプが降り立ったパームビーチ国際空港からトランプの邸宅「マール・ア・ラーゴ」までの沿道に、約1500人のトランプ支持者が「ありがとう 大統領」などと書かれたサインボードをもって立ち並んだ。

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1月20日、トランプのフロリダ州パームビーチ到着を歓迎する支持者たち=ウィリー・グワディオラ提供

 歓迎集会を企画したのは、熱烈なトランプ支持者で、人工中絶に反対するプロライフ活動家のウィリー・グワディオラだ。自分のほんの10メートル弱の目の前で手を振るトランプを見て、感無量の思いだった。一緒に沿道に並んでいた多くのトランプ支持者も感激して泣いていた。

 グワディオラは3月22日、トランプの邸宅「マール・ア・ラーゴ」を訪問し、トランプと会う機会を得た。

 トランプと知り合いの友人が数カ月前からトランプにグワディオラのことを話し、ついにトランプから面会のオーケーサインが出たのだ。

 広大な建物内を友人と一緒に歩くと、2階にある「ドナルド・トランプ大宴会場」入り口のすぐ横に、トランプがオフィスとして使っている部屋があった。

記事後半では、支持者を魅了するトランプ氏の会話術や人心掌握術の一端が垣間見えてきます。次を見据えて、トランプ氏は何をしようとしているのか。復活に向けた動きに迫ります。

 電話やコンピューターの置か…

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