フジモリ氏長女はなぜまた負けたのか ペルー大統領選

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サンパウロ=岡田玄
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 南米ペルーの大統領選で19日、アルベルト・フジモリ元大統領(82)の長女ケイコ・フジモリ氏(46)の敗北が確定した。組合活動家で小学校教員の急進左派ペドロ・カスティジョ氏(51)に敗れた。3度目の決選投票への進出を果たしたが、またも大統領の座を逃したケイコ氏。背負い続けてきた「重い荷物」とは何だったのか。

 今回の選挙は、違法選挙資金をめぐる自身の疑惑もあって、ケイコ氏にはこれまでになく厳しいものだった。2016年の大統領選第1回投票では39%を得票したが、今回は13%にとどまったことが象徴的だ。

 ケイコ氏にとって、大統領選の決選投票に3回進出できたこと、そして結局手が届かなかったこと、いずれも「フジモリの娘」であるがゆえだ。

 ケイコ氏は、1990年から10年間大統領だったアルベルト氏の長女だ。離婚した母に代わり、19歳からファーストレディー役を務めた。米国の大学を卒業して30歳で国会議員に当選。最大野党となるフジモリ派の政党「フエルサ・ポプラル」党首として存在感を発揮した。都市貧困層に根強いフジモリ派の支持を基盤に11年、16年と大統領選に臨み、決選投票に進出したが、落選が続いた。

 ペルーの人々の「フジモリ」への評価は大きく分かれる。

 アルベルト氏は支持者にとっ…

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