ゴルフ、使えるクラブは14本まで より身軽になって優勝する選手も

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 112年のブランクを経て、ゴルフは2016年リオデジャネイロ五輪から復活採用された。この1世紀の間に、ルールはずいぶん変わった。

 「1ラウンドで使えるクラブは14本まで」というルールも、その一つだ。1938年に全米協会が、翌年にゴルフの総本山「ロイヤル・アンド・エンシェント・クラブ(R&A)」が定めた。

 「13は縁起が悪い数字だから」

 「それ以上の本数だと重すぎると、キャディーが訴えた」

 など「14本」に決まった理由は様々な説がある。

 日本ゴルフ協会は「明確な回答はできないが、背景の一つとして挙げられる事実」として、用具の変化を挙げる。

 かつてシャフト(柄の部分)は木製が主流だったが、20世紀に入って大量生産できるスチール製の人気が高まった。1本で柔軟に色々な使い方ができた木製クラブと違って、スチール製は用途によってより細かく使い分ける必要がある。「金持ちばかり多くのクラブを使い分けられて不公平」「クラブの数よりも、スイングの技術で争うべきだ」などとルールを求める声が出るようになったという。

 14本を超える本数でプレーした場合は罰が科せられる。現在のルールでは、違反のあったホールごとにプラス2打(1ラウンド上限4打)が加えられる。

 逆に、14本よりも少ない本数でプレーするのは問題ない。今年5月の国内男子ツアー「ミズノオープン」では、ジュビック・パグンサン(フィリピン)が、11本でプレーして優勝した。新型コロナの影響でハウスキャディー(ゴルフ場勤務のキャディー)を利用できず、自らバッグを背負ってプレーしており、少しでも軽くするためにアイアンを4本抜いていた。

 14本のクラブの組み合わせは自由で、今季の渋野日向子は6番アイアンを2本入れるなど、自身のプレースタイルに合わせて工夫を凝らしている。