在宅観戦も業務時間です 新しい五輪応援、企業で大学で

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小林直子、滝口信之
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 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、在宅での応援が求められている東京オリンピック(五輪)・パラリンピック。企業で、大学で、新たな応援様式を模索する動きが広がる。

「コソコソ見るよりも」

 ソフトウェア開発会社「アジャイルウェア」(大阪市)は五輪期間中、業務用のバーチャルオフィス内に社員向けの「応援会場」を設ける。自宅のテレビで同じ競技を見ている社員同士が交流できる仕組みだ。期間中はバーチャルオフィスの背景をスタジアム風に変更。観戦する人のアイコン同士をグループ化すると音声や映像を共有でき、会話やチャットが楽しめる。メッセージボードに「観戦中」と書き込んで全体に告知すれば、一緒に観戦したい人が途中から加わることも可能だ。

 「せっかくの自国開催の五輪。コソコソ見るより、みんなで見よう」という社員からの発案。リアルタイムでの観戦に限り、期間中、最大計8時間は業務時間になる。

 同社は昨年2月から全社員がリモートワークを続ける。担当者は「雑談や社内交流の機会が減り、孤独感を持つ人もいる。五輪開催に反対の社員もいるかもしれないが、普段関わらない社員同士の交流が生まれることで、新しい提案がしやすい環境や生産性の向上につながれば」と話す。

120人がオンライン交流

 在学生や卒業生ら計36人が五輪・パラの代表に選ばれている早稲田大学。18日夜、埼玉県所沢市で事前合宿するイタリア選手団の4選手と、市民や大学生約120人がオンラインで交流した。参加者が選手に質問をしたり、地元の小学生と一緒にゲームをしたりして盛り上がった。

 主催したのは大会を盛り上げるために2019年に発足した同大の学生団体「VIVASEDA(ビバセダ)」のメンバーら。現在のメンバーは約200人で、出場選手への寄せ書きを集めたTシャツの作成など事前イベントを企画してきた。

 五輪は大半が無観客開催となったため、早大生が出場する競技を中心にメンバー内でオンライン観戦会を開く予定だ。大学3年の駒木梓さん(20)は「せっかく東京で開催される五輪。思いきり楽しみたい」。

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