職員自殺、パワハラが常態化と認定 北海道・清里町
神村正史
北海道清里町の役場庁舎内で2月、50代の男性職員が自殺した問題で、町が調査を委託した弁護士事務所による報告書がまとまり、20日の町議会で説明された。報告書では、上司だった課長によるパワーハラスメントが常態化していたと認定し、こうした業務状況が自殺の起因となったと指摘した。櫛引政明町長は「厳粛に受け止め、ご遺族様に対し誠心誠意、対応する」と述べた。
町は個人情報保護を理由に報告書を公開していない。町は19日、遺族に報告書を渡しており、遺族側は「内容を見たうえで損害賠償請求などの手続きを進める」と話しているという。
町による町議会総務文教常任…