大阪万博予定地に絶滅危惧種 「自然との共生」大丈夫?

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神田明美
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 大阪湾の人工島「夢洲(ゆめしま)」(大阪市此花区)で、絶滅危惧種の野鳥コアジサシの営巣が確認された。夢洲は2025年の大阪・関西万博会場予定地で、開発による影響が心配されている。万博が掲げる、SDGs(エスディージーズ、国連の持続可能な開発目標)に沿った、自然との共生を達成できるのだろうか。

 コアジサシは環境省のレッドリストで絶滅の危機が増している「絶滅危惧2類」に分類される渡り鳥で、夢洲が繁殖地になってきた。公益社団法人・大阪自然環境保全協会によると、今年は造成工事が進む万博予定地に集まった。5月下旬には200~300羽が飛んでいるのが見られ、巣で抱卵するようなしぐさも確認された。

 鳥が集まったのは、幅約15センチのプラスチック製の白い板が地面から多数出ている場所。板は土中の水分を蒸発させるために埋められた。大阪市立自然史博物館の和田岳さんは「様々な大きさの小石が混じった地面が営巣に適していたのではないか」と言う。7月になって今年生まれた幼鳥が飛んでいる姿も見られた。

 大阪港湾局は当初、今年の営…

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