ウナギ、コロナ禍でお手頃に? 土用の丑向け成田に続々

上沢博之
【動画】成田空港に次々に到着する輸入ウナギを検査する税関支署の検査員=上沢博之撮影
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 28日の「土用の丑(うし)の日」を前に、生きたウナギが続々と中国などから到着している。成田空港の税関で検査を受けるウナギを、輸入業者「丸勝」(千葉県成田市)と東京税関成田税関支署が20日、報道陣に公開した。

 首都圏の卸問屋にウナギを出荷している丸勝の西勝光治社長(72)によると、今年は稚魚が豊富にとれたうえ、コロナ禍による外食需要減もあって、仕入れ価格は昨年より1~2割安い。一方、コロナ禍で通販などの需要が増えており、今年は1割をかば焼きの真空パックにして販売する取り組みも始めた。

 20日は、約2トン(約1万食分)を台北から日本航空の航空機で輸入。氷、水、酸素と一緒に袋に入れられたウナギは、税関の検査で容器に出されると、ヌルヌルと動き回った。西勝社長は「ウナギを食べて、夏バテせず暑さを乗り切ってほしい」。

 東京税関によると、生きたウナギの昨年の全国の輸入量は5441トンで、成田空港が約8割を占める。同空港での今年1~5月の輸入量は2137トンで昨年同期より77%増え、コロナ禍前の一昨年並みに戻っているという。(上沢博之)