壁をつくる、技を見極める 夢舞台を影で支える名人たち

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 目の前に立ちはだかる壁をつくる、一瞬の決まり技を記録に残す――。東京五輪の主役である選手たちを、舞台裏で支える人たちがいる。吉永岳央、波戸健一)

新競技の鍵を握る職人、「プレッシャーはあります」

 壁に取り付けられた色鮮やかなホールド(突起物)が目を引くスポーツクライミング。この競技の陰の主役が、「ルートセッター」と呼ばれる職人たちだ。多種多様なホールドを壁に配置。まるでパズルを創作するように、選手たちが挑む課題をデザインしていく。

 国際スポーツクライミング連盟から五輪に派遣されるセッター陣に、唯一日本から選ばれたのが岡野寛さん(47)だ。本番は、12メートル超の壁をどの地点まで登れたかを競う「リード」の壁を受け持つ。

 元選手。2002年には、ボ…

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