亜華葉、カノア、そして雷神 君の名に込められた思い

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照屋健、野村周平
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 東京五輪の代表選手には特徴的な名前の持ち主がいる。そこに込められた、さまざまな思いとは。

チョウのように羽ばたく、亜華葉

 谷川亜華葉(あげは、イトマン)は、競泳女子の400メートル個人メドレーの日本代表だ。東京五輪の日本競泳陣の女子で最年少の18歳で、大阪・四條畷学園高に通う3年生。名付けた母の里美さん(42)は「インパクトがあるかなって。直感と音の響きで決めた」。

 大人になったとき、輝いてほしい。チョウのように羽ばたいてほしい――。そんな思いをこめて、漢字を当てた。

 里美さんは元競泳選手。娘にも同じ道を歩ませたかったわけではない。競泳をしていて、つらいこと、苦しいことがたくさんあったからだ。

 それでも谷川は4歳で泳ぎ始めた。女手一つで育ててきた里美さんが伝えたのは「やるからには、息の長い選手になってほしい」。速くなくていい。水泳を楽しむ選手に、と願ってきた。

 谷川は中学2年の全国大会で優勝すると、高校1年の全国総体で個人メドレーで2冠を達成。昨年12月の日本選手権400メートル個人メドレーで2位に入って自信をつけた。ただ、東京五輪は「行けたらいいな、くらい」。無欲で臨んだ4月の選考会で自己ベストを1秒59縮めて2位に滑り込み、代表に内定した。

 楽しむ気持ちが、気づけば重圧に変わっていた。

記事の最後で、日本代表の中で特徴的な名前の選手について、その由来をまとめました。

 五輪出場を決めて最初の主要…

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