長野県ゆかりの選手 挑む五輪

清水大輔 遠藤和希
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 23日開幕の東京五輪に、長野県ゆかりの選手15人が出場し、9競技に挑む。このうち7人は初の五輪出場だ。

 2016年の前回リオデジャネイロ五輪で銅メダルだったバドミントン奥原希望選手には、金メダル獲得の期待がかかる。初出場の西藤俊哉選手は、「フェンシングの町」として知られる箕輪町出身。

 バレーボール田代佳奈美選手と石川真佑選手は、いずれも県外から長野市内の裾花中学校に「留学」し、技を磨いた。陸上400メートルリレーの代表に選ばれたデーデー・ブルーノ選手は東海大4年生。6月の日本選手権で男子100メートルに出場し、2位に躍り出て五輪代表を射止めた期待の超新星だ。

 なお、県内では、予定されていたパブリックビューイングなどの関連行事が、新型コロナ感染防止のため軒並み中止になっている。(清水大輔)

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 阿部守一知事は20日、記者会見で、五輪に出場する県ゆかりの選手たちに向けてメッセージを出した。「コロナ禍の影響を受けながらも、強い思いを胸に、今回の出場をつかみ取られたことに心より敬意を表する」とし、「すべてのアスリートや子どもたちの憧れの大舞台で躍動する皆さんの姿が、多くの県民に夢と勇気と感動を与えてくれることを願っている」と激励した。

 一方、観戦にあたっては「テレビで観戦するなど、感染拡大を招かないようにしてほしい」と呼びかけた。パブリックビューイングを開く場合も、人と人との距離を取り、マスクをするなどの対策を徹底してほしいとした。(遠藤和希)

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※敬称略。名前、年齢、出身地、競技・種目、経歴の順

大迫傑(30)

東京都

陸上男子マラソン

佐久長聖高校出身。2月に破られるまで日本記録保持者だった

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デーデー・ブルーノ(21)

松本市

陸上男子400メートルリレー

6月の日本選手権・男子100メートルで2位。初出場

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萩谷楓(20)

佐久市

陸上女子5000メートル

長野東高校(長野市)で全国高校駅伝の準優勝に貢献。エディオン所属。初出場

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酒井宏樹(31)

中野市

サッカー男子

6月にフランス・マルセイユからJリーグ浦和レッズに移籍。オーバーエージ枠選出

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前田大然(23)

大阪府

サッカー男子

Jリーグ松本山雅でFWとして活躍し、今は横浜F・マリノス所属。初出場

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田代佳奈美(30)

滋賀県

バレーボール女子

裾花中(長野市)出身。Vリーグのデンソーでセッター

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石川真佑(21)

愛知県

バレーボール女子

裾花中出身。Vリーグ東レのアウトサイドヒッター。初出場

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金子広美(40)

宮城県

自転車女子ロードレース

イナーメ信濃山形(山形村)所属。2019年の全日本選手権で準優勝。初出場

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山本幸平(35)

北海道

自転車男子マウンテンバイク

松本市在住。北京、ロンドン、リオデジャネイロに続き、4度目の出場

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大岩義明(45)

愛知県

総合馬術

シドニー五輪を見て幼い頃の夢だった馬術を思い出し、渡欧して修行。nittoh(諏訪市)所属

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佐藤英賢(35)

小川村

障害馬術

実家の寺の裏山には乗馬施設が完備

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西藤俊哉(24)

箕輪町

フェンシング男子フルーレ

2017年の世界選手権で銀メダル。初出場

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奥原希望(26)

大町市

バドミントン女子シングルス

前回のリオ五輪で銅メダル。今年3月の全英オープンで優勝

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矢沢亜季(29)

飯田市

カヌー女子スラロームカヤックシングル

2大会連続の出場。日本舞踊をたしなむ

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菊池涼介(31)

東京都

野球

武蔵工大二高校(現・東京都市大塩尻)出身。広島東洋カープ所属。初出場