絵でよみがえる基肄城 コンクール作品展示 佐賀・基山

高原敦
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 佐賀県基山町福岡県筑紫野市にまたがる古代の山城「基肄城(きいじょう)」をテーマにした小中学生対象の絵はがきコンクールの応募作品1144点が、同町宮浦の町立図書館で展示されている。国特別史跡となっている基肄城跡に関心を深めてもらおうと企画された。

 町教委によると、基肄城跡は基山(標高約405メートル)の一帯にあり、礎石や土塁が残るほか、当時の瓦などが出土している。白村江の戦いで日本が敗れた直後の665年、古代日本の要「大宰府」を中心とする北部九州の南の防衛拠点として造られたと考えられている。日本最古の本格的な山城の一つで、構造上の特徴から朝鮮式山城と呼ばれる。

 町のシンボルとしてもっと活用すべきだという意見が子どもたちから上がっているとして、コンクールを実施。会場には優秀作品13点を含む全作品が展示され、現地に残る水門跡や記念碑、ゆかりの深い天智天皇などを絵の具や色鉛筆で描いた作品が印象的だ。

 松尾法博・町教委ふるさと歴史係長は「有明海からの外敵の襲来を見張り、軍が迎え撃つための拠点だったと考えられている。約60カ所しかない国特別史跡の一つなので、もっとPRしたい」と話していた。展示は8月25日まで。(高原敦)