市議会議長が公務中に保有株情報を閲覧 「経済の勉強」

荻野好弘
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 愛知県岩倉市議会の伊藤隆信議長(68)が、自身が保有する銘柄の株式情報などを公務中に正副議長室のパソコンで閲覧していたことがわかった。市民の情報公開請求で閲覧履歴を知った市議らが20日、市議会全員協議会で質問。伊藤氏は閲覧を認め、「経済の勉強をしており問題ない」と答えた。

 閲覧履歴によると、伊藤氏は6月7日午後2時過ぎ、ネットの「Yahoo!ファイナンス」にアクセス。株式の値上がり率や出来高を閲覧した後、東証2部の非鉄金属メーカーと照明器具を扱う会社について時系列表示される株価などの情報を見ていた。

 20日の市議会では、伊藤氏とは別会派の議員らが「なぜ公務中に特定銘柄を見ているのか。不適切ではないか」と質問。伊藤氏は「ヤフーで経済の勉強をしている。(議員は)非常勤の特別職公務員で、問題ないと思っている」などと答え、株取引は否定した。

 議会事務局によると、パソコンは市のもので、正副議長室には調査活動などのために共用で1台設置。使用規定は定めていない。

 伊藤氏は当選7回で、5月に議長に就任。取材に対し、正副議長室では普段から私有パソコンで経済ニュースや株価などを見ており、持参し忘れた日に共用機で保有する非鉄金属メーカーの株価などを見たと説明。「見てはいかんという認識はなく、履歴を消さなかった」と話した。公務中の株取引は私有パソコンでも「ない」とした。(荻野好弘)