2020年に転職した人の数は、前年より32万人少ない319万人で、10年ぶりに減少に転じた。厚生労働省が今月公表した21年版「労働経済の分析」(労働経済白書)に盛りこみ、新型コロナ禍による雇用情勢の悪化が響いたと指摘した。
総務省の労働力調査をもとに、比較できる02年以降のデータを厚労省が分析した。過去1年以内に仕事を辞めて、職場を移った働き手を「転職者」とした。
20年は、これまで最も多かった19年の351万人から1割近く減った。リーマン・ショックの影響が本格化した10年に1割超減り、283万人に落ちこんで以来の前年割れだった。
20年の転職者のうち、前の…
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