「世界から一番遠い」からメダル候補へ 男子ハードル

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堀川貴弘
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 かつて「世界から一番遠い」と言われていた陸上男子110メートル障害で、日本のレベルが急速に世界に近づいている。世界の技術が「ほぼ完成形を迎えている」一方、日本では長年の努力が実を結びつつある。

 東京オリンピック(五輪)代表選考会を兼ねた先月の日本選手権で泉谷駿介(順大)が13秒06(追い風1・2メートル)の驚異的な日本新記録をマークした。今季世界3位の記録で、2016年リオデジャネイロ五輪なら銀メダルに相当する。今年4月に金井大旺(たいおう)(ミズノ)が従来の日本記録を出したばかり。それを、さらに0秒10も更新した。このほか日本選手権の予選で村竹ラシッド(順大)が13秒28をマークするなど、好記録が相次いでいる。

 「1回だけ出した記録なので、実力で世界3番だなんて思っていない」と泉谷は謙虚だ。

 実は同種目で五輪の決勝に進んだ日本選手はいない。それだけに「決勝に進んで13秒0台でもう一度走りたい」と話す。

 選手のスプリント力が上がっ…

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